アインの就活応援隊
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【新人薬剤師の1年の流れを見てみよう!】配属から半年後の社員にインタビュー

■Q.まずは、現在どのような薬局で働いているか教えてください

<佐々木 仁章さん>

私が働いている薬局は2つのクリニックが近くにあり、主に内科の処方を受け付けている地域のかかりつけ薬局です。最近はハイリスク薬や小児薬容量などの知識もついてきて、幅広い症例に対応できるようになってきました。
スタッフは7人程で、みんな明るくて和気あいあいとした雰囲気です。年齢問わず、いろいろな話ができる環境で風通しの良さを感じています。

<渡邉 美亜さん>

私は総合病院の処方をメインで受け付けている薬局に配属になりました。クローン病や炎症性大腸疾患などの疾患の方が多く来局されるのが特徴的で、輸液や経腸栄養剤が多く処方されます。私のいる店舗は、私ともう1人新入社員が配属されたので、2人で支え合いながら業務に取り組んでいます。先輩方は困ったらすぐに助けてくれるので、安心して新しい業務にも挑戦できています。

■Q.現在の仕事の内容や、1日の流れを教えてください

<佐々木 仁章さん>

現在は受付から服薬指導、そして調剤、薬歴記載まで、業務の一連の流れを習得できています。今は外来患者さまの対応がメインの業務となっていて、服薬指導を多く担当する日もあれば、処方監査や調剤を多く担当する日もあります。1日服薬指導を担当する日は、多くて1日30人の患者さまに対応でき、少しずつ件数を増やすことができています。

私はできるだけ多くの症例に触れたいと考えていたのですが、これだけ多くの処方箋に触れることができるのも、この薬局が多くの患者さまに選ばれ来局していただけているからだと思います。

<渡邉 美亜さん>

私は最近、先輩から引き継いで在宅患者さまの訪問にも行くようになりました。実務実習ではコロナの影響で実際に在宅に行くことはできなかったので、本当に初めての経験でした。最初はとても緊張してしまいましたが、先輩に教わりながら少しずつ慣れてきています。実際にお宅に伺うことで、生活に密着した指導ができるのは在宅医療ならではだと感じます。

また、「いつでもアイン薬局」というアプリを通じてチャットで患者さまからご質問をいただくこともあります。炎症性腸疾患の患者さまから「市販の痛み止めを使っても良いか?」というご質問をいただいたので、先輩にも確認していただきながら私から回答しました。アプリがあることで、薬に関するご質問を気軽にしてもらえるようになり、薬剤師が身近な存在になれているような気がして、嬉しく思います。

■Q.薬剤師の仕事に携わって半年、イメージと違ったことや大変だったことはありますか?

<渡邉 美亜さん>

イメージと違ったということはあまりないですね。私は就職活動時に先輩社員の方からたくさんお話も伺っていたので、どちらかというと想像通りでした。ただ、患者さまへの服薬指導では少し苦戦している部分もあります。

たとえば、処方されているお薬がとても多い患者さまがいらっしゃるのですが、「内容が変わらないので説明はいらないよ」と言われてしまったことがありました。体調変化や血圧についてお聞きしても「普通だよ」と言われてしまって…。先輩に相談してみたところ、たとえば血圧であれば「130くらいですか?」と具体的にお聞きすることで、答えてくださる場合も多いと聞いて、少しずつそのような患者さまにもお話を聞けるようになってきました。また、フォローアップ研修ではクッション言葉というものを学んだのですが、実践したところ患者さまへのお声がけがとてもスムーズになりました。薬や疾患に対する知識だけではなく、こういったコミュニケーションスキルを身に付けることも大切なんだと改めて実感しています。


服薬フォローアップも実施するようになり、電話でお話を聞くことも出てきたため、コミュニケーションスキルもしっかり磨いていきたいなと思います。

<佐々木 仁章さん>

私も入社前のイメージと大きな違いはありませんでしたね。
学生時代ファストフード店でアルバイトをしていたのですが、その時は「商品を渡すところまで」が仕事という印象でしたが、薬局薬剤師の仕事はそこで終わりではなく、患者さまの毎日の服薬まで責任を持つことが重要だということを改めて実感しています。これは、就職活動中は意識できていなかったと思います。

先日抗コリン薬の吸入剤の指導を行ったのですが、まだあまり慣れていなかったために、有効な指導ができず悩んでいました。これを先輩に相談したところ、吸入薬の勉強会に参加することを勧めてくださいました。そこでは、吸入の際に苦みを感じることがあるため対処法として吸い込む前に口内を湿らせておくと良いということや、吸入手技の分かりやすい伝え方のポイントなどを学びました。今では、学んだことを生かして分かりやすく伝えることができるようになり、自身を持って対応することができるようになりました。

吸入薬を含めてすべての薬に関して、お渡しした後患者さま自身がしっかりと服薬を続けられなければ治療効果は得られません。薬局薬剤師は、患者さまが薬を受け取りご自宅で治療を続けていく上で最後に接する医療従事者であり、服用期間中のサポートも大切な役割となっています。しっかりと知識を身に付けて治療に貢献できるようにしたいと、これまで以上に強く思うようになりました。

■Q.今後の目標と、就活生へのメッセージをお願いします

<渡邉 美亜さん>

目標を決めて就職先を探すことで、自分がなりたい薬剤師像に近づけると思います。私は専門資格の取得を目指しているのですが、いろいろな薬局があり、さまざまな知識を身に付けられるため、アインを選んで良かったと思っています。実際に資格取得に取り組んでいる先輩もいて、自分の目指す薬剤師像をイメージしやすいです。

今は、まずは研修認定薬剤師の資格を取得したいと思い、勉強会への参加やe-ラーニングの受講を進めています。同期も多く、同じように資格取得を目指している方もいるので励みにもなりますね。皆さんも自分のなりたい薬剤師像に近づける就職先に出会えることを願っています。

<佐々木 仁章さん>

私はもともと病院への就職を考えていましたが、就職活動を進める中で、薬学的な知見だけでなくさまざまな地域の医療ニーズに応え、病院との連携を高めて地域に貢献していくことができるのはアインしかないと思い入社を決めました。

将来的には、本部キャリアやマネジメントにも関わってみたいと考えていますが、まずは目の前の患者さまが必要としている医療をしっかり提供できるようになりたいです。便利で安心な医療を提供することで、患者さまのかかりつけとして貢献し、多くの方にアイン薬局のファンになっていただけたらと思っています。

就職活動中は悩むこともたくさんあると思いますが、いろいろな業界を知ることができるこの期間を存分にいかして過ごしてほしいです。そうすることで、最後に自分が決めた選択しがいちばん輝くものになっているはずです。

まとめ

たった3ヶ月ですが、前回のインタビュー時と比べると、薬剤師としての意識や知識、できる業務内容に大きな変化がありました。入社1年目は、いちばん大きく成長できる大事なタイミングです。薬剤師としてどこまでもはばたいていけるように、アイングループでは入社1年目から安心してさまざまなことにチャレンジできる環境を用意しています。
次回は入社1年後のタイミングでのインタビューです。1年間の集大成としてどんな風に成長しているのか、楽しみにお待ちくださいね!

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