【新人薬剤師の1年の流れを見てみよう!】入社3ヶ月目の社員にインタビュー
■Q. 薬剤師としての一歩を踏み出す店舗初出勤日はどうでしたか?
<奈良橋 望美 さん>
私が配属になったのは、脳外科や循環器科などさまざまな診療科のある病院の目の前の薬局で、透析の処方も行っている店舗でした。経験豊富な先輩が多く、皆さんテキパキと業務をこなしていたので「私もこんな風になりたい!」と身が引き締まったことを覚えています。
初日に教えてもらったのは、大まかな業務の流れと、OJT研修について。
初日以降も、OJT研修で目標設定や振り返りを定期的に行い、知識や技術の定着をOJTトレーナーと一緒に確認することができています。
アインの研修プログラムはフィードバックの時間も組まれているため、気負わずにアドバイスをもらえてとても助かっています。さらに、何か困っていることがないか先輩たちも気にかけてくれるため、ためらわずに質問でき、安心して業務に取り組めています。
<木村 友弥 さん>
私は、施設在宅も対応していて薬剤師が7人いる店舗に配属になりました。最初に店舗のスタッフ皆さんに挨拶をした際にあたたかく迎えてもらい、とても安心したのを覚えています。「今日からこの店舗の一員として働くんだ!」と改めて強く実感しました。
初日はOJTトレーナーの方が店舗内を案内してくれて、簡単な調剤業務も教えてもらいました。
店舗の雰囲気がとても穏やかで、新人でも考えを発言できるような風通しのよさも感じました。
■Q. 配属から約3ヶ月、どのような仕事を教わりましたか?
<木村 友弥 さん>
5月は基本的な調剤や、医薬品管理について教わりました。調剤システムはとても使いやすく、機能も充実しているため比較的すぐに慣れることができました。
そして、6月には最終鑑査、7月には服薬指導がスタート。最終鑑査手技は新入社員研修でも学んではいましたが、やはり実践となるととても緊張しましたね。最終監査は、調剤に誤りがないかを確認するだけでなく、処方内容が妥当かどうかを判断する「最後の砦」。そのため、先輩方にしっかり確認していただき、ダブルチェックしてもらいながら実施していきました。
その結果、正確さとともに少しずつスピードアップもできるようになり、今では1日15~20件ほど最終鑑査ができるようになりました。
<奈良橋 望美 さん>
私も流れは同じですね。処方監査を担当するたび、考えたり調べたりすることや判断に悩む点が多く、知識不足を痛感しています。そのため、気になった点はその日のうちに調べるように心がけ、社内で配信されている自己研鑽ツールを活用しています。店舗のパソコンだけでなく、自分のスマートフォンからでも閲覧できるようになっているため、業務の空いた時間や帰宅後にチェックしています。その中でもプレアボイド事例は、処方監査のときにどんな視点でチェックするのかがわかり、とても勉強になります。
<木村 友弥 さん>
服薬指導が始まる前は、OJTトレーナーとロールプレイをしたり、各医薬品の指導のポイントについて教えてもらったりしたのですが、患者さまごとに背景が異なるため、それぞれの患者さまに合わせて服薬指導をする難しさを感じています。薬や疾患についてたくさん相談したいと思ってくださる方もいれば、なるべく簡潔に教えてほしいと思っている方など、いろいろな患者さまがいらっしゃいます。
現在は1日10件ほど担当できるようになってきたのですが、より成長するため、コツコツと回数を重ねて学んでいきたいと思っています。疑問や不安に思ったことは先輩にすぐ相談していますが、OJTトレーナーがいることでより質問しやすいなと感じています。
<奈良橋 望美 さん>
服薬指導と同時に薬歴記載もスタートしていますが、私はまだコツがつかめずに苦戦しています。先輩たちが素早く記載している様子を学び、患者さまからお聞きした情報や治療に関する問題点、改善点を簡潔にまとめて記載できるように練習しています。
また、最近は医薬品の在庫管理の仕事も任せてもらえるようになりました。薬局内には外来の患者さまの対応以外にも、在庫管理の他、DI業務や在宅担当などさまざまな仕事があるので、これから経験していくのが楽しみです。
■Q. 3ヶ月経っての印象や、これから挑戦したいことは?
<木村 友弥 さん>
施設在宅の対応などで忙しいときもありますが、スタッフ同士で助け合いながら、全員が同じ目標に向かって進んでいるのを日々実感しています。私自身も早くその一員になれるよう、今は患者さまの不安を一つでもなくせるような服薬指導を行うことが目標です。患者さまが抱えている不安は、薬の使い方や副作用、ご自身の疾患に関することなど多岐にわたります。その不安を一つでも多く解消して、患者さまをサポートできたらと思っています。
また、将来的には店舗での経験をいかして本部職に挑戦し、患者さまだけでなく同じアイングループで働く社員に良い影響を与えられるような薬剤師になりたいです。
<奈良橋 望美 さん>
新入社員研修で同じグループだった同期と連絡をよく連絡をとるのですが、やっぱり仲間が多いと励みになるなと感じています。また、店舗に医事スタッフの同期もいるため、休憩時間は会話がはずみます。
私の現在の目標は、業務の一連の流れのポイントを押さえて、過誤を起こさないことです。できる業務が増えた分、その優先順位を自分で考えて、円滑に業務を進められるようにしたいです。
また、働く中で、患者さまをサポートするために患者さまの周りの医療従事者とのコミュニケーションが大切なのだと実感しています。視野を広く持ち、患者さまはもちろん周りのスタッフにも安心して頼ってもらえる薬剤師になりたいです。
■就活生へのメッセージ
<奈良橋 望美 さん>
幅広く情報収集することで、業界や企業の違いが見えてくると思います。
積極的にイベントに参加したり、些細なことでも採用担当や現場社員に聞いてみたりして、自分に合うか見極めてほしいです!
<木村 友弥 さん>
まずは自分を深く知り、やりたいことやなりたい姿を何か一つ、芯を持って就職活動に臨むのがオススメです。
目先のことだけにとらわれずに、自分の理想の将来像に近づけるような環境を選んでくださいね!
Other Recommend
調剤薬局とドラッグストアは、ニーズが違う?
調剤薬局とドラッグストアの違いについて、皆さんはどのように理解しているでしょうか?ドラッグストアでは日用品も多く販売しているので、処方箋調剤の待ち時間の間に買い物ができて便利。一方で調剤薬局は病院の近くにあるため、診察が終わったらすぐに薬をもらえるのが便利。どちらもそれぞれ異なるメリットがありますよね。しかし、「調剤薬局併設のドラッグストア」とは言うのに、「ドラッグストア併設の調剤薬局」とは言わないのはなぜでしょうか。実はそこに、調剤薬局として社会から求められているニーズが隠されているんです。
専門薬剤師や認定薬剤師になるには、単位や実務経験が必要
薬剤師の認定制度は、「○○専門薬剤師」や「○○認定薬剤師」などたくさんの種類があります。皆さんの中にも、資格取得を目指している方がいると思います。
今回はこの制度についてと、専門薬剤師や認定薬剤師を目指す社員を応援するアイングループの取り組みを紹介します。
アイングループの新人研修は薬剤師がつくる!
薬剤師として社会に出た後、わからないことだらけできちんと仕事をしていけるだろうか…。そう不安になる方も少なくないと思います。しかしご安心ください。アイングループでは、そんな悩みに寄り添える研修をたくさん用意しています。日々変わっていく薬局業界に合わせてすぐに実践できるように研修内容は社内で構成し、運営をしています。30年の歴史がある研修コンテンツと研修制度に込めた想いを紹介します。