薬剤師として経験を積んだ後のキャリアってどんなものがあるの?薬局以外にも多様な道がある、薬局薬剤師のキャリアを紹介します!
調剤薬局から始まる薬剤師のキャリア
アインの特徴のひとつとも言えるのが、「薬剤師全員に薬局勤務の経験があること」。どんなキャリアパスにも薬局での経験が重要だと考えています。
現場の視点なくして医療を支えることはできない。今、患者さまと直接関わらない場所で働いている社員も皆、薬局薬剤師としてキャリアをスタートさせた人たちです。
薬局薬剤師にもさまざまな道がある
そうして薬局の経験を積んできた薬剤師たちには、さまざまなキャリアの選択肢が用意されています。
専門薬剤師や薬局長になるなど薬局の薬剤師として医療に貢献していく道はもちろん、薬局業界の未来を作るとともに、患者さまにより良い医療を提供するために薬局で奮闘する薬剤師を支える役割を担う本部キャリアの道もあります。
5人の先輩たちのキャリアパスを紹介します!
とはいえ、普段の生活や実務実習を通して薬局薬剤師以外の方々と出会う機会はなかなかありませんし、一口に「多様なキャリア」と言われても具体的にどんな仕事をしているのかまではイメージしにくいかと思います。
そこで今回は、アインで働く先輩たちが薬局の経験を積んだ後、どのようなキャリアを歩んでいるのかをご紹介していきます!
①経営企画室
経営企画室 企画戦略課 三田寺 美穂
広い視野を持ち、組織の、そして薬局業界の未来を作っていく。
経営企画室の業務は、予算作成や実績検証、投資家向けの情報発信、広報活動など多岐に渡り、私は先進的な取り組みの企画・立案を行っています。
15年ほど薬局で働いてから、エリア長(現:フィールドマネジャー)として薬局運営に携わる経験も積みました。
薬局で働いていた頃にPL(薬局ごとの売上管理)に関わったり、幹部勉強会(経営を学ぶ勉強会)に参加したことが転機になりました。薬局ごとの売上の違いや企業の将来性などを広い視野で見て、戦略を考えることがとても楽しく思いました。
その姿を見ていた上司にある日声をかけられて、経営企画室への異動が決まりました。自分自身でも気付いていなかった興味や関心に上司が気付いてくれたことが、今のキャリアへと繋がっています。
今の部署に来てからは、目の前の問題を解決する視点からこれからの薬局業界や会社の未来をつくる視点へと見方が変わりました。
現在は日本や世界の薬局業界の流れを読み、アイングループという会社としてどう生き残っていくかを考えながら、時代の変化にあわせた先進的な企画やサービスを試行錯誤し生み出していく仕事を行なっています。
本部は薬局をサポートすることが最大の仕事です。そのためには薬局で働きながら専門性を高め、しっかりと経験を積んでいくことがとても重要になります。
薬局で患者さんと向き合った先に、さまざまな道が用意されているところがアイングループのいちばんの魅力です。
②医療連携学術部
医療連携学術部 安東 敦子
仲間がいるから、新しいことにも挑戦できる。
医療連携学術部では、外部機関とアインとの連携強化や学術活動の推進、専門資格の取得支援などを行なっています。
私は新入社員のときに配属された薬局で継続して薬局長までを経験しました。教育関連の新部署を設立するにあたって行われた社内公募で思い切って手を挙げたことが、本部キャリアへと進むきっかけになりました。
当時は結婚直後だったこともあり応募に迷いもありましたが、周りの同僚に背中を押してもらい参加を決めることができました。
現在は私自身も研究を行いながら、学術活動や研究発表・論文を書きたいという人たちのサポートを行ったり、倫理審査委員の事務局として倫理面での管理や提供に関する審査業務にも携わっています。
同僚や上司に恵まれていて、立ち止まるたびに力をもらってきました。今の部署に配属されて初めて経験する研究活動も、学術メンバーにたくさんのアドバイスをもらいながら進めることができています。
やっぱり働いてみて初めて「あ、私こういうことにすごく楽しみを感じるんだな」とか「こういう仕事もあるんだな」と自分の道を見つけることも多かったです。いろいろな選択肢や未来が待っている会社だ、というところもアインの魅力のひとつだと知ってもらえたら嬉しいです。
③営業企画部
営業企画部 山下 貴弘
薬局の経験を生かし、働く場所をつくる。
アイングループ全体の出店に関わる業務を行うのが営業企画部の仕事です。
私は入社して5年間、薬局の勤務を通して薬剤師としての経験を積んできました。採用活動のお手伝いをするリクルーターとして何度か本部に足を運んでいましたが、経営企画室から声をかけていただいたのを機に、本部キャリアをスタートしました。
実は就職活動をしている頃から、ゆくゆくは今のようにスーツを着て仕事がしたいなと思っていました。
その想いが叶い、現在は東京オフィスで働いています。異動後しばらくして発足した部署内の新プロジェクトチームの一員として活動し、のちに部署化された営業企画部で勤務を続けています。
現在の部署では、拠点営業担当者とともに新規出店のサポートを行い、薬局で働く薬剤師が患者さまに対して価値を届けられる環境を作っています。
薬局業界のトップ企業としてさまざまなことにチャレンジができる。そういった環境が働くうえでの刺激になっていて、気付いたらここまで仕事を続けられていました。自らの手で出店を進め、薬剤師の活躍の場を作れることが大きなやりがいです。
薬局を作ったり患者さまに直接価値を提供する仕事を面白そうだなと思った方、ぜひ一緒に仕事をしましょう。
④運営研修部
運営研修部 教育研修課 深澤 貴裕
教育の視点をもって、社員に学びを還元していく。
各種研修の企画から運営までを行うのが運営研修部の役割です。
私は入社から6年間、薬局の薬剤師として勤務していました。入社8年目で研修部に異動するまでに、薬局長や東北支店の運営課、エリア長(現:フィールドマネジャー)などあらゆる立場から薬局運営に携わる経験をしました。
現在の部署では、全社員に向けた教育研修や教育制度の設計を行なっています。
今まで薬局で働くだけではわからなかったことを勉強したり、考え方を変えていく必要もありました。
自分が学んだことや正確な知識を全ての社員に還元し、その社員たちを通して患者さまの医療にも関わっていく。薬局にいた頃とは異なる視点で薬剤師の将来を考えることが仕事のモチベーションにも繋がっています。
皆さんは、将来どんなことをしたいですか?どんな薬剤師になりたいですか?
皆さんが今思い描いた姿を叶えるステージが、アイングループには必ずあります。
⑤地域連携部
地域連携部 山口 俊司
各職種をつなぐハブになり、地域医療を推し進める。
地域連携部とは、在宅医療を中心とした地域連携を推進する部署です。
私は薬剤師としてさまざまな薬局を経験し、薬局長を経て在宅医療の専任薬剤師として勤務しました。
そこで在宅医療の基礎となる「夕張モデル」を構築したことが、地域連携部へとキャリアを進めていくきっかけになりました。
実は薬局長時代に大学教員にならないか?との誘いもありました。
大学での研究にも興味がありましたが、在宅医療の推進にはもっと興味があったので、実務として在宅医療に携わる道を選びました。
現在は、地域ごとに医療資源に違いがあったとしても全国のアイン薬局で同じ医療が提供できるよう、地域医療の基盤となる体制の構築を進めています。
私がいちばん好きなことは在宅医療なので、好きな仕事に巡り会えたことが長く働き続けられた大きな理由だと思います。
地域医療という分野は個人の力だけで完結できるものではなく、多くの仲間と連携を取りながら地域を守っていくことが私たちの大きな役割です。
この仕事に興味を持ってくださった皆さん、ぜひ一緒によりよい医療連携を構築し地域を支えていきましょう。
その他にもアイングループには、薬剤師としての薬局経験の先にたくさんのキャリアがあります!
もちろん薬剤師として薬局に立ち続けるもよし、薬局やそこで働く人たちをサポートするもよし、さまざまな形で患者さまと医療に携わり続けることができるのも、アインのキャリアパスの魅力です。
アイングループのキャリアパスについては、「仕事体験会」や「WEB LIVE」などのイベントで詳しくお伝えしています。ご予約はコチラから!
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